金魚すくい
お祭りの定番ですね。
私の近所のお祭りでも、
金魚すくいは人気なのか、
出店が3店舗近く並びます。
定番の赤い金魚の和金
黒色が目立つ黒出目金
稀にいる尾っぽの長いコメット
ついつい腕試しに試す人も多いはず。
子どもなんて見たら飛びつきます。
親としては育てるのが大変だから、
子どもが取れなかったら
ちょっと、ほっとしたりしますが、
優しい店主がおまけでくれたり・・・。
私も子供の頃、毎年毎年金魚すくいに挑戦しまくり、
子どもの頃は10数匹飼育してました。
大人になってからは、
好きな品種を金魚屋さんで購入して、
数匹飼育していました。
で、
いざ、もらった金魚を育てるとなると、
それなりの設備を用意しなくてはいけません。
庭に池があるならそこで育てることもできますが、
普通は池なんて無いです。
では、具体的に金魚を飼育するためには
何が必要なのか?
について解説をしていきます。
最初に注意!!!
これは今現在、水槽で金魚や他の魚を飼育している場合の注意です。
金魚すくいでやってきた金魚たちは、
衛生管理が良くない状況で過ごしてきています。
お店で購入する金魚と比べて、
病気や虫を持っている可能性が
非常に高いです。
この金魚たちをいきなりいま使っている水槽に投入したら、
全滅!の可能性も十分あります。
飼育中でしたら、
中和剤はあると思うので、
ボールなどにたっぷり水を入れてあげて、
1リットル5グラムの割合で塩を入れて、
塩浴して、24時間はクリーニング(放置)しておきましょう。
揃える物
夏の風物詩、
金魚鉢ですが、
飼育にはあまり向いていません。
ひと夏の思い出として扱うならそれでもいいですが、
育てるならちゃんと育てたいですよね。
金魚は上手く飼育できれば
10年以上生きます。
では具体的に揃えておきたい物をまとめていきます。
水槽
水槽ですが、
安い物だったら1000円せずに購入できることもあります。
ついつい1番安いSサイズを購入してしまいますが、
Sサイズだと場合によっては買い直す必要が出てきます。
金魚、はじめは小さくかわいいですが、
1年も飼育すれば簡単に10センチは越えてきます。
1匹ならSサイズでも賄えますが、
複数だったらかなり狭く、金魚もストレスで弱りやすいです。
なので水槽のサイズはMサイズか横30センチ以上の水槽をあらかじめ購入しておけば
買い直すことも無く結果的に安上がりです。
底砂
水槽をイメージすると、だいたい砂や砂利が敷かれているイメージがありませんか?
あれは何も水槽を綺麗に見せるために敷いているのではありません。
底砂を敷くことで、
そこにバクテリアが住み着き有害な物質を分解してくれる効果があります。
また水草を植える際は、
植えることで固定させることもできるので、
底砂も必要になります。
購入したら水洗いをしてください。
そのまま使うと付着していた細かい粒子で水槽が濁ることが多いです。
水をきれいにするもの
水槽の水は、そのまま利用するのはあまり推奨できません。
金魚は比較的頑強なので、
水道水でも問題無いことは多いですが、
塩素を中和しておく必要があります。
あとは水をきれいに保つために、
濾過器が必要です。
このろ過機ですが、水槽に付属していることが多いので、
水槽に付属しているかどうか調べてから購入することをお勧めします。
また酸素ポンプ(エアストーン)もあれば、いいですが、
数匹程度の飼育でしたら、
濾過器の動きで酸素を送ることができるので、
金魚が水面に浮いてきたりと苦しそうにしていたら、
買い足す感じでOKです。
基本的には、上記アイテムがあれば、
じゅうぶん金魚にとっても快適な場所になります。
金魚の種類によっては
ヒーターが必要な場合もありますが、
金魚すくいの金魚で必要な金魚はまず泳いで無いので、
無くて大丈夫です。
ヒーターが必要な金魚
ピンポンパール
飼育方法
まず水槽は直射日光の当たらない場所に設置します。
土台が安定していて、日が直接当たらないところがベストです。
欲を言えばよく玄関に置いてある家庭がありますが、
意外とドア開閉の音や人の動きでストレスを感じます。
可能なら静かな場所がおすすめです。
水槽の設置まで
まず購入してきた水槽を洗っておきます。
この際、石鹸や洗剤を使って洗わないでください。
少しでも石鹸や洗剤が残っていると、
それだけで金魚は危険な状態になります。
なので水で手でやさしくガラス面をこする感じで洗います。
水槽の場所が決まり、
洗った底砂を水槽底面に敷いていきます。
砂の厚さは3センチ以上は欲しいです。
底砂が敷き終わったら、そこに水を静かに入れていきます。
入れ終わったら適量の中和剤を投入。
最後にろ過機を入れて完成!!!
この際、水草を植えたり、オブジェクトを置くのもいいです♪
さていよいよ金魚の投入!!!
と行きたいところですが、
本当だったらこの状態で、
1週間は放置しておくのがいいです。
メダカなどのパイロットフィッシュを投入し、
ろ過機で水を循環させバクテリアを繁殖させ、
魚が住める環境を作る。
ですが、金魚すくいで持って帰ってきた金魚たちを、
ボウルの中なので1週間も待機させるわけにはいきません。
なので簡単にですが、水に慣れさせるため、
水槽の水を少し、今いる水の中に含ませます。
本当は水温も合わせるのがベストです。
ある程度水槽の水を移植したら、
網などでやさしく金魚をすくい、水槽に移します。
これで
金魚水槽の設置が完了です!!!
こんな時はどうする?
水槽が白く濁ってきた
水槽に水を入れた時から濁っているようだったら、
底砂の洗いが不十分で微粒子が混ざって濁っているので、
濁りが無くなるまで底砂を洗います。
そうではなく、
数日して、水が白く濁る場合は、
水槽内の循環がまだ整っていない可能性が高いです。
この時やってはいけないのは
水を変えること
です。
まだバクテリアが繁殖しきれていない状況で、
水替えを行うと、
またバクテリアの数が0になってしまいます。
水が白くなったからと言って、
水替えすると、また白くなるの繰り返しになります。
水替えは基本的に、
全部の水を入れ替えないようにします。
多くても3分の2ほどをポンプなどで吸い、
そこに新しい水を入れるようにしてください。
底砂まで洗ってしまうと水をきれいにしてくれるバクテリアが
いなくなってしまいます。
白濁りしにくくするために、
バクテリア自体も販売されているので、
これを水槽に投入するのもOKです。
食事の回数
食事の回数は、
1日1~2回ほど
数分で食べきれる量を与えます。
量を上げすぎると、食べ残しが水槽に溜まり、
水が汚れる原因にもなります。
水槽に近づくと
水面近くに上がって口をパクパクするので、
かわいくてつい餌をあげがちですが、
金魚には満腹中枢が無く際限なく食べ続けます。
上げすぎが原因で体調を壊すこともあるので、
上げすぎには注意しましょう。
水草を植える
水槽の見栄えを良くするために、
水草を植えるのもアクアリウムを楽しむコツです。
ですが、
金魚は水草を食べます。
あまり高級な水草を植えてしまうと、
すぐにボロボロになってしまうことも・・・・。
一般的には、
ホームセンターやペットショップで手軽に購入できる。
カモンバ
を植えることが多いです。
またカモンバだと、
旅行時などのえさがあげられない間の
非常食
としても活躍します。
あまり高級な水草などは入れずに、(食べられるので)
オブジェクトなどで飾る方が
金魚水槽には合っていると思います。
他の魚といっしょに飼える?
金魚は目に見えた物をとりあえず口に入れるので、
小さい魚だと食べられる可能性が高いです。
金魚は大きくなると10センチを超えるので、
それを見越して、同程度のサイズの魚となら混泳可能です。
また水槽の浄化に役立つ、貝類でしたら混泳できます。
※注意
金魚の個々の性格にもよりますが、
和金(金魚すくいでよく見るタイプ)
と
琉金(出目金などまるっこいタイプ)
は相性が合わないことがあります。
私の所の場合は大丈夫でしたが、
和金が琉金をかじることもあるので、
その点も注意しましょう。
大きく成長させるために
金魚は水槽のサイズによって成長を止めてしまいます。
小さい水槽ならそれに合わせたサイズに保たれます。
(ちょっと窮屈に見えるかも)
なので大きい水槽ならより大きくなる可能性が非常に高いです。
また水槽を大きく泳がせるため、
ベストは水槽1に対して金魚1匹
です。
ただ鑑賞するにに1匹だと寂しいなので、
ペアで飼育するくらいに留めます。
水槽の環境としては、
エアストーン(空気のぶくぶく)なども設置し、
じゅうぶんな水槽環境を整えてあげます。
金魚自体は頑強な体質なので、
初心者の方でも育てやすい魚です。
金魚すくいで手に入れた金魚。
かわいがって大きく育てていきましょう♪
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